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製作秘話:その2
ピンク色で出涸らしも食べられる「むかし麦茶」。これがここくがリリースした最初の商品です。
なぜ麦茶だったのか。
それは最初に収穫したのが麦だったから笑
「農業はじめました!」といっても、種を蒔いて収穫をするまで何も売るものはありません。味噌を作りたくても大豆がない。一年間無収入では困る!ので、麦をなんとか売ろうと考えました。
でも、麦って大豆みたいにそのままでは売れないんです。
外皮が硬いから「精麦機」というものがないとごはん麦にもならないし、麦麹にもなれない。県内探し回りましたが「昔は精米所でしてくれたもんだ」と言われるばかり。
それでは麦茶にしてみようと、見よう見まねでやってみました。
1時間フライパンでまわしながら炒り続けると、香ばしい甘い匂いが。でも私が知ってる、あの黒い麦茶にはどう頑張ってもならない。
あとからわかったことですが、あの黒い麦茶は籾殻が焦げた色でした。在来種の裸麦は、籾殻が簡単に取れるので米でいう玄米と同じなんですね。
でも香りはすごく甘くて味わいも苦味がなくて限りなく優しい。色もピンクでかわいい。そして出涸らしがまたプチプチおいしい!これはこれで売ってみようとなりました。
さらに調べると昔の人はこれを「麦湯」と呼び、甘い香りをホットで楽しんだそうです。昔の人が飲んでいた麦茶だから「むかし麦茶」と命名しました。
ただ問題は、1時間汗まみれで焙煎しても8パックぐらいしかできないこと。。「火に向かう」というのはとても体力を使うことで、連続してできるのは3回が限度でした。
それでも売るしかない!
一般に知られるあの黒い麦茶と比べて高い高いと言われながら、300パック近くを主に口コミで販売しました。あの時買ってくださったみなさんには今でも感謝しています。
あれだけ時間をかけてがんばって販売したけれど、一年目の売り上げはたったの20万。月ではなく、年です(苦笑
それでも続けているのはやっぱりおいしいから。
食品製造の厳しさを知らされた、想い出がたくさん詰まった商品です。この優しい味をぜひ一度お試しください。
出涸らしもプチプチおいしくて、ごはんと炊いたり、雑穀サラダやキーマカレー、タコライスやツミレなどに混ぜると食感がプリっとしておいしいんですよ。