2024-11-30 v0

トラブル続きだった麦の種まきは日没とともに終了。

昨日は気合を入れて朝5時に家を出たものの…
え?雨?

…天気予報によれば一応10時ぐらいには止むらしい。
雪のようなパラパラした雨だからこの程度なら朝日で乾く。

とにかくやれることやろうと
雨音を聞きながら
播種機を分解、整備。
トラクターに3つ装着。

燃料やタネの準備も完了!
道路は濡れてるけど雨は止んでるし
もう行ってやれ!

…30分かけて畑に到着。
さてはじめるぞ!と後ろを振り返ったら…

ない。
3個ある播種機のうちの真ん中のやつがない。
文字通り「脱落」です。
来る途中で道路に落としてきたらしい…

仕方ないので来た道をまた引き返す。
ネジが緩んでたのか…
どこに落としたんだろう…
壊れて使えなかったらどうしよう…

20分後、かなり戻ったところで身柄を保護。

親切なトラックのおっちゃんが道路脇によけてくれたらしい。
中に入れていた麦の種が道路に全部ぶちまけられて
播種機に少しの割れと変形あり。。
でもなんとか無事に使えそう!

今度はしっかり装着して再び畑へ。

そこからトラクターに乗ること8時間。
昼飯抜きでギリギリ間に合って、
終われば真っ暗、でも一安心のこの一枚です。

でもまだ大豆の収穫も麦の種まきも終わりません。
なかなか落ち着かないこの季節。
一進一退の攻防(?)が続きます。

#播種機脱落

2024-11-25 v0

鹿児島オーガニックフェスタにお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。

今年は両日共に快晴で、灰も少なく最高の日和。

いつも思うこと。

子供たちがトラクターにのったり竹のジャングルジムに乗ったりして喜んでいる姿、そして「オーガニック」というテーマのもとに集まった出店者たちの穏やかな談笑。

ずっとこんな景色が続いて欲しいし、私たちはそれを受け渡さなければと思います。

今年感じたこと。

ある意味熱狂的にオーガニックを選択してきた一世代上の先駆者たちがほぼいなくなり、普通にお買い物を楽しんでいる若い世代の姿が印象的でした。ここでしか買えないという雰囲気はなく、もう「オーガニック」は普通のことであるかのような次の世代。

「在来種で仕込んだお味噌はいかがですか」

今回はちょっとそんな言葉で声かけをしてみたりしましたが、しかし誰も振り向くことはありませんでした。

以前の私なら落胆し自信をなくしていたかもしれませんが、今はそれでいいと思っています。在来種を選択し、それを次の世代へ繋ぐのは生産者であるこちら側の責任。

在来種だから、オーガニックだから、という選択で私たちを選んでいただくのではなく、普通のおかいものの中で選んでいただけるように、「おいしい」という喜びや楽しみを届けていきたいと思います。

普通なら「また来年!」
と括るところですが、再び日曜日に鹿児島にまいります笑

地球畑・西田店さんにて、12/1(日)は店頭販売、そして12/2(月)は地球畑・荒田店さんにて久しぶりの味噌づくり。詳細は地球畑さんのインスタをご覧ください。
@chikyubatake_nishida @chikyubatake_arata

そして今年最後の出店は、12/7(土)、平和台公園のsizenさんの前で行われる「宮崎市オーガニック収穫祭」に出店します。

随分と冷え込み、年末の足音が聞こえてきました。あと一ヶ月、あたたかなお味噌汁で体を温めて、良い年越しを過ごしましょう。

#宮崎市オーガニック収穫祭

2024-11-22 v0

ash Design & Craft Fair 2024はいよいよ明日から。

鹿児島と宮崎の様々なお店で、様々な作家さんが期間中一斉に展示を行います。お店を巡り、素敵な作品に触れながらスタンプを集めると、お店や作家さんからの素敵なプレゼントもあるのです。

期間中は鹿児島・宮崎のアート好きな方が、パンフレット片手にうろうろ彷徨うことでしょう。

今年は麻布に油彩でペイントしていく独特の技法を行う ounaさん @ounauoを迎え、コーヒーや甘酒カフェラテ、砂糖・乳卵・小麦不使用のスイーツ、そして塩と発酵調味料でみなさんをお迎えします。

昨年のすうひゃん。と比べると、今回は結構アートフリーク向けに振り切ってる感じです!
アート好きな方はぜひ麻布の質感に浮かび上がる彼女の世界を感じにきてください。

ここく/発酵スイーツ研究所 @cococujpでお待ちしております。

ashスタートとなる明日、
23日(土・祝)は通常営業いたします。

作家在廊予定:
11.23(土)-24(日) 10:00-17:00

@ash_designcraft

2024-11-11 v0

船買いました。
明後日から船舶免許取りに行きます。

順番が逆になってしまったのは、いつも潮取りを頼んでいた鈴木船長の船が新しくなり、以前の船が売りに出されていたから。

潮づくりは今や事業の要(かなめ)。
会社としては買わざるを得ないでしょう。

あとは塩釜を会社の土地に建てること、そして潮職人を増やすこと。
ただいま土地探し中、新たな潮職人養成中。

とはいえ、やはり自分が船の扱いをできなくてはなりません。
鈴木船長に教えてもらいながらですが、早速わからない用語だらけ。

海の男の世界へ。
はてさて、一体どこまでやるのでしょうかw
人生楽しまなくちゃです。

…既に番宣見てる方もいるかと思いますが、今週の日曜日に「窓を開けて九州」という番組で取り上げていただくことになりましたので、ご興味あれば九州の方はご覧ください。

ただ、潮づくりのことは一切出てきません。
ので、ここにドドんと船の写真載せておきます。

#沖の潮

2024-11-10 v0

今日お店に来られたお客さんに

「昔〇〇園芸で出店されてましたよね?その時に麦茶を買っておいしくて、ずっと気になってました」

と言われ、涙腺が刺激されている自分がいました。

だってそれ、、、もう10年ぐらい前の話です。
まだその時は初めての麦の収穫を終えたばかりで、麦茶とごはん麦しか商品なくて、、

お客さんて、そんな昔に買った麦茶のことをまだ覚えていてくれてるものなんですか。

その時に隣に出店していた平田くんが塩を売っていて、その塩が美味しかったからそのあと平田くんの塩で味噌を作るようになって…(結局平田くんはやめてしまったので自分で作るハメになりましたが^_^;)

だから私にとっては忘れられない出店。

記憶の奥の方に大切にしまい込んでいた時間。
それをお客さんと共有してるなんて思ってもなかった。

いろんなイベントでいろんな方に出会います。私はいろんな人に会うのが好きです(写真は先日の糸島での発酵フェス)。

一期一会な感じも素敵だけど、きっとすぐに忘れられるんだろうと思って寂しい気持ちもあり。

涙腺が刺激されたのは、嬉しくてなのか、その頃の苦労を思い出してなのか。あぁ、あんなショボかった出店でも覚えていてくれるんだ、忘れられてないんだってのが一番大きいのかもしれない。

たくさんの方に支えられて今がある。
まだまだ途上にいますが、どうかここくと出会ったこと、忘れないでいてください。そしてまたお会いできた時はぜひお声がけくださいね。

またお会いできるのを楽しみに。
いつもありがとうございます。

#大切なこと

2024-11-08 v0

大粒の青大豆を道の駅で買い、育てはじめたのはかれこれ12年前。
2年育ててみたけれど、どうもうまく育たない。

お向かいのおばちゃんにタネを預け、自分は育てるのをやめた。

それから3年後、「すごいのが取れたとよ!」とおばちゃんが持ってきたのは小粒の青大豆。品種改良された青大豆が、おばちゃんが自家採種を繰り返すうちに先祖返りしたらしい。

その数株から丁寧にタネを取り出し、本来の小粒大豆だけになるよう毎年植えてきた。

でもなぜか、青大豆ばかり猪にぐちゃぐちゃにされてしまう。
…そして昨年はついに全滅。

今年は仕方がないので一昨年のタネを撒いたところ、やはり発芽率が異常に悪く芽が出たのは5%ほど(1枚目)

大豆が光を遮らない丸裸の畑は、夏の日差しの中で草だらけに。(2枚目)

これではいけないと汗まみれで草むしりして、5分の1ぐらいは救助した(3枚目)。今年は畑を変えたせいか、よく育っていた。

しかしやはり、猪に全てぐちゃぐちゃにされてしまう。(4枚目)

結局、実が入っていそうな株だけを数株抜き取り、露草だらけになった畑を草刈機で刈り取り、刈り取った草を全て運び出す(5枚目)。

汗まみれになって、手が豆だらけになって、豆がはぜて痛い想いをして、ふと我にかえる。

一体何してるんだろう
一銭にもならないじゃないか
なぜ獣害を放置するのか
このタネは残るのだろうか
残す意味はあるのだろうか

もう7年、こうして毎年不毛なことをし続けている。

先祖返りにワクワクしたあの頃の気持ちも、無惨に潰される大豆のようにズタボロになっている。
そろそろ決断しなければいけないのかもしれない。

#大切なこと #先祖返り #清武青豆

2024-11-01 v0

今年の大根、ダメかもわかりません。
種まきがまず遅かった。
少ないチャンスに用事が重なったりして土づくりができなかった。

いつもなら株がある程度大きくなってからの虫の襲来で、なんとか乗り越えてきていました。

しかし今年は10月が雨ばかりでほとんど晴れ間がなかった。せっかく広げた小さな葉も先に虫に食べられてしまい、今も新芽は出るものの、やはり虫が先に食べてしまう。

虫をとりたくても、やはり時間がない。
もうこんな天気では、少ないチャンスに動けるような畑専属の人がいないと厳しいのかもしれません。でもその分お給料払えるのか…

ちりめんだいこんを楽しみに待っていてくださる方、本当に申し訳ないです。今年はもしかするとお送りできない気がしています(涙

#ちりめんだいこん #悲しいお知らせ