小鳥のさえずりと冷たい空気。風のない静かな朝に、朝日が差し込むと一気にいろんなものが輝き出します。
今朝の小さな発見!
それは大根棚の裏側から朝日が差し込むこと。
冬の間はこんな光景は見られませんでしたから、春が近づくにつれ朝日が高くなった証拠です。そしてそれは切り干し大根も終わりの季節ということでもあります。
春になると大根は花を咲かせるために硬くなり、スが入り始めます。このまま放置しているとどんどん花が咲いてしまう…今日は残りの大根を全て抜き、大きいものと小さなものに仲間分けました。
そうこうしていると夕方から乾いた風が吹き始めたので、陽が暮れるまで(実際暮れてしまいました)残りの大根を切り干しにして干しました。明日の朝にはもう一度大根を重ねがけして、夕方には回収して、また次の切り干しをかけて…
天気的に、きっとその次の切り干しで今年はおしまい。
あの冷たい大根を水洗いする辛さからの解放は、嬉しいはずが少し寂しくもあります。
春の訪れは冬との別れ。別れははじまり。
こんなことを思うのは旧暦の大晦日だからでしょうか。
あと少しだけになった冬を、大根と共に存分に楽しみたいと思います。
#ちりめんだいこん #春の訪れ #冬との別れ #朝の風景