2週間前に中耕の撮影をしていただいた大豆畑。ぜひ前の投稿と見比べてみてください。この成長の早いこと!
こうなると大豆の葉は日差しを遮り、下草は生えにくくなります。ここまでのお世話が中耕作業なんですね。
このあと畝の筋も見えなくなるほど大きくなり、かわいい花を咲かせます。しかし大抵は台風が来てぐちゃぐちゃになる展開です^ ^
大豆は強いので、それでもしっかり実をつけてくれるのでご心配なく。
ここも広い畑ですが、借りている畑の中では一番小さい畑。
この畑以外に5枚あり、全部で6枚。中耕作業はあと2枚というところまで来ましたが、秋雨前線が迫ってきているため、明日で全て終わらせなければいけないかもしれません。
明日も暑くなりそう…午前中にどこまでいけるかが勝負です。
#大豆 #中耕 #在来種 #麻尻大豆
「中耕」は「ちゅうこう」と読みますが、そのまま畝の間を耕す作業のことです。
大豆の中耕作業は真夏の炎天下で行われる、一年の中でもっとも過酷な作業のひとつ。
その様子はこれまでみなさんにお伝えすることはできませんでした。一人ですし、とても写真を撮る心の余裕はないからです。
そんな念願がかなったこの写真。
別プロジェクトでわざわざ東京から来てくださったカメラマンさん @kenshimi2002に撮っていただきました。
「無農薬」の言葉の向こうにあるのはこんな風景です。
もっと畝幅を狭くして除草剤を撒けば、たくさんとれるし管理も楽ちん。
それをすることなく、こうして機械で土を草の芽にかぶせることで除草剤の代わりにしています。労力もかかるし沢山はとれません。
「無農薬がいいけど、高いのよね…」って、よく聞くし僕も言いそうになる時があります。
それは単に安いものと比べて言っているにすぎないのですが、実際に作業している人間には「あなたの作業にそんな価値はないわ」と言われているようで、心に何かグサリと刺されたような気持ちになります。
買う側はできあがったものしか見ていないし、こんな過程も伝えていないから無理もないことなんですけれど、、
無農薬でがんばろうとはじめる方はたくさんいますが、みんなからそうして心をグサグサ刺されながら、もう刺されたくないから普通のものと同じ値段にしてしまい、結局続けられずやめてしまう。
もう何度も見てきました。私にできることはなんだろうと、いつも考えます。
#大豆 #無農薬 #無肥料 #自然栽培 #在来種 #麻尻大豆 #大切なこと
大豆の成長はとても早く、先週蒔いた種はもうこんなにしっかりと葉を広げ始めています。
この広い青空に、誰が最初に葉を広げて影を作り出すか。
大豆の葉が地面を覆い尽くすまでは、他の草に負けないように私たちがお世話をしてあげなくてはいけません。
除草剤を使わない分、炎天下での体力勝負。小さな機械で畝間を耕し、他の草の芽に土をかぶせて草が生えないようにしています。
しかし雨が降ると機械が入れないばかりか、他の草もメキメキと伸び始めて、耕しても芽が隠れないほどに大きくなってしまいます。
昨晩雨が降ったので、今日も土が乾くのを待つことしかできません。
こんな天候との駆け引きと、熱中症の危険の中で無農薬栽培をしていること。もっとたくさんの方に知って欲しいことの一つです。
#大豆 #無農薬 #無肥料 #自然栽培
クラウドファンディングでみなさまにご購入いただいた汎用コンバイン。本日ようやくデビューしました。
今まで8年間、手刈りして脱穀機で収穫して…およそ1週間ぐらいかけていた作業がほんの数時間で終わってしまう。
体育会系の血が「こんなん簡単でいいのか?」と、私に問いかけますが、いいんです!だってあの大豆の産毛を肺に吸い込まなくて良いのだから。
体を壊して終わらない形、子供たちに引き継いでいける持続可能な農業。
まだはじまったばかりですが、みなさんのおかげで大きな大きな一歩を踏み出すことができました。改めて御礼申し上げます。
みんなで新しい形を作って行けたらと思います。どうか引き続きここくをよろしくお願いいたします。
#クラウドファンディング #大豆 #在来種 #自然栽培 #麻尻大豆 #機械たち #汎用コンバイン
大豆畑が黄色く色づきはじめました。今月のみそみそ便のオマケは在来大豆の枝豆です。
以前は枝豆と大豆が同じと知らなかった私。実際に大豆を育てはじめて、逆に品種が違うことを知りました。
普通の大豆は来月が収穫ですので、枝豆で食べられるのは今。夏のビールのお供にはちょっと間に合わないようです^ ^
極小黄大豆の枝豆は、粒が小さくてあんまり食べた気がしないのですがw、保存食としての大豆を青いうちに食べてしまうなんて贅沢なことですよね。
一粒ずつありがたくいただくのも乙なものです。ごはんと混ぜてもいいかもしれません。来年のお味噌になるはずだった大豆の味、楽しんでもらえたら幸いです。
#大豆 #麻尻大豆 #在来種 #枝豆 #枝豆ごはん #自然栽培 #自家採種 #みそみそ便 #麦味噌 #みそみそ便のおまけ
炎天下、毎年10リッターの水を飲みながら撒いていた大豆の種まき。。
種まき機の存在は知っていましたが、なんだかズルしてるような、手を抜いているような、心がこもってないような?
もともと体育会系だからなのか、気合が捨てられない部分があるようですが、コンバイン導入の理由と同じで、これは持続可能じゃない形なのは間違いない!
というわけで、ついにこの種まき機を導入したのです。そしたら、いつも1日かけてしていた面積がなんと2時間で終了。チーン
そのまま1日でいつもの3倍撒くことができました。一体今までなんの意地を張っていたのでしょうねw
高いけど、あの作業に比べたら全然高くない!早く買えばよかったですw 少しずつ進化しているここくでした。
#大豆 #種まき機 #機械たち
数ヶ月前には黄金色の麦畑だったところ。3回ほどトラクターで耕運するとこうなります。
ようやく畑に入れた本日はトラクター三昧でした。この数日、実は少しの晴れ間を見つけてはトラクター。
まだ乾いてないのに無理をしてハマって出れなくなったり。。いろいろ奮闘してましたがようやく大豆の種まきの準備が整いました^ ^
稲刈りも待っています。そして草刈りも…
暑い暑い夏、大豆のお世話がはじまります。
#大豆
今日は引き続き雨で畑はお休み。仕込み三昧の1日です。
こちらはここ数日ずっと共に過ごした大豆専用の脱穀機。ビーンハーベスターとも呼ばれますが、メーカーでも年間4台しか出ないという珍しいもの。
それだけ大豆を作る人がいないし、なによりこの機械で処理する量では採算が合いません。刈り取りも同時にしてくれる汎用コンバインはなんと1000万円近く。
1日の処理量としては400キロぐらいでしょうか。ここくの栽培している在来種、麻尻大豆は粒が小さく、蔓状に大きくなるためよく機械に絡まり、処理量は半分以下に落ち込みます。
ちなみに選別する機械は400万以上。ここくは手で選別していますが、やはり粒が小さいので同じグラム数でも倍の手間がかかることになります。
どんなに美味しくても、ずっと古代から伝えられてきた大切な種でも、最後は重さで価値が決められていく。
そんな現実と機械の値段が、大きく種や大豆の未来に関わっています。
申告な問題ですね。