自家用の小さな田んぼ。9年目にして初めてクスリを撒いてもらいました。
ええっ!?なんでそんなことするの?
こんなこと投稿しなきゃいいのに、それでもあえて投稿します。
まず断っておきたいのはこれは自家用の田んぼということ。みなさんにお送りしているものは無農薬ですのでどうかご安心ください。
イヤイヤながらも撒いてもらった理由は、昨年イモチ病が大発生したから。そして周り一帯にも迷惑をかけたから。原因は長雨です。
そのせいで、米はいつもの4分の1しかとれませんでした。そこから地主さんに上納して残った自家用米はほんのわずか。。
無農薬で安心な自家用米をと頑張った結果、食べる米がない…生きていけない、しかも周りにも迷惑をかける始末。
そうなってみて初めて気づく農薬の恩恵。天候が悪くてもちゃんと食べられるだけのお米がとれる。「無農薬がいい」なんて、食べられるお米がある前提の話。
除草剤だって、田んぼの草取りを一度経験すればその恩恵に気づくはずです。(うちはジャンボタニシにお願いしているので使いませんが)
この投稿で言いたいのは「農薬を使う農家は悪魔じゃない」ということ。そして「悪者を叩けば全てが良くなる」という、とっっても簡単で空想的な解決策に逃げ込まないで欲しいということ。
絶対悪や絶対正義は存在しないと思うから、陰謀論にも同調しません。それでは何も変わらないし、現実はもっと複雑に絡まって、つながって、実は自分も加害者だったり。
とっても難しいけれど、一人一人が少しずつ楽しくて心地よい方へ行くことが大切…と思います。
でもきっと、陰謀論もそれなりに役目があるのかな? 矛盾するようだけど、そうしていろんな意見や感情がぶつかって、私たちはどこかに向かって落ち着いていくんでしょう。
久々の長文失礼しました。
#農薬 #イモチ病 #陰謀論