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2015.12.16

畑に咲く花、広がる景色、出会った人々をみなさんに共有したいと思いながらおはなしをお届けしています。でも、決していいことばかりではありません。

先週末の嵐の夜、地区の大切な方が川に流され行方不明になりました。私の畑に腐葉土を持ってきてくれていたタカトさん。まだ52歳の働き盛りです。私は親父さんにも弟にも世話になっています。

地元の消防団を中心に毎日河口までありとあらゆるところを探しました。私も時間の許す限りテトラポットをつたっていけるところまで探したり、藪に分け入りながら溜まった流木を掻き分けたりしましたが見つけることはできませんでした。

もう沖に流されたか沈んでいるかどちらかしかない…半ば諦めかけた昨夕、下流の方で遺体を見つけることができました。ご協力いただいた消防団の方々、本当にありがとうございました。

実家の前を通り過ぎると事故後初めて見る弟が「よぉ」といつも通りを装うように手を上げる姿が見えました。

遺体が上がらなかったらかける言葉が見つからずに通り過ぎていたかもしれません。

「よかったですね」

亡くなったのにこんな声かけはおかしいのですが、見つからないことがどれだけ辛いことなのか今回本当によくわかりました。これでちゃんとお弔いができる。明日へ進める。

「僕にできることがあったらなんでも遠慮なく言ってください」と伝えたのはごまかしでもなんでもありません。私は地区の人間ではないですがこの地区にお世話になっている人間です。

この腐葉土は地区にある水力発電所に溜まるもの。今後どうなるかわかりませんがタカトさんが残してくれたものを大切に受け継ぎながら、私も微力ですが地区のお役に立てたらと思います。


2015.12.18初霜の朝

正月事始め市2015.12.12


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